愛情表現の違い

うちの義妹は毎日、沢山の「I love you」をくれます。

朝、起きてから髪の毛を梳かしてあげてる時、トレーニングに連れて行った時、寝る前等々に私の名前を呼んで「I love you」と言ってくれます。

日本人の私には少し恥ずかしく擽ったい気持ちになる時もありますが、正直嬉しい気持ちが勝ります。

言われる度に「義妹が愛おしい」気持ちでいっぱいになります。

この場合の義妹の「I love you」は日本語にするなら「大好き!」だと思います。

そして、夫も毎日、沢山の「I love you」をくれます。

夫と付き合い始めた時、私は日本人以外には韓国の方としか付き合ったことがなく、韓国人と日本人はほぼ同じ文化なので、あまり違いは感じなかったのですが、ヨーロピアンの夫の愛情表現は私の知っているそれとは全く違い、恥ずかしい気持ちになる事が多かったです。

ヨーロピアンのパートナーをお持ちの方なら誰でも思われるかも知れませんが、愛情表現がかなりストレート。

どこでもいつでも「I love you」、キス、ハグ。

最初の頃は、同じ様に夫に「I love you」を返す事が出来ず、不満を言われた事もあります。

日本でウン十年間、あまり愛情表現をしない文化で生きていたので、はっきり言ってどうするかも分かっていなかったのです💦

私は夫に「私は愛情表現をする文化で育ってないから、どうするべきか分からない」と正直に話し、夫も理解してくれ、「こう言う場合はハグして欲しい」など、その都度説明してくれる様になりました。

オーストラリアの愛情表現もヨーロピアンのそれとほぼ同じでかなりストレート。

なので、流石に今では慣れて夫に「I love you」を返す事が出来るようにはなりました。

ですが、今でもかなり照れる事は避けられません、、、。

日本ではどちらかと言うと、愛情表現は人前ではしないという文化だと思います。

私はそれが悪い事だとは思いません。

表現しないからと言って愛情が薄いと言う事ではない、とその文化で育った私は知っているからです。

その国独自の文化を他に合わせる必要はないと思っています。

ただ、それはもちろん、同じ文化を共有してる場合のみです。

私はケアンズで沢山の日本人同士のご夫婦を知っていますが、あまり愛情表現をされるご夫婦にはお会いした事がありません。

私はそれでいいと思います。

同じ文化を共有されているのですから、無理にオーストラリアに住んでるんだからと変える必要はないと思います。

愛情表現をされてなくても、私にはどのご夫婦も深い絆がある事が分かります。

今でこそ、夫もそれが理解出来るようですが、昔は「なんで特に日本人は愛情表現をしないの?」と疑問だらけでした。

私と夫は違う愛情表現の文化でしたので、沢山話し合いました。

今は、お互い違いを理解していますので、私がハグしない時などは「友達の前だと嫌なのかな?」と状況で判断してくれる様になりました。

私も夫の文化を理解していますので、出来る範囲で表現しています。

先日、遂に義家族はヨーロッパに帰ってしまいましたが、義家族にも愛情表現をするように心がけています。

特に義妹には出来る限り「I love you」を言うようにしています。

いつもそれはそれは可愛い笑顔で「I love you too!」と返してくれます。

大きくなってしまった義弟には言いませんが、それでもたまにハグしてあげると嬉しそうにハグし返してくれます。

いかに彼らにとって愛情表現をする事が大事なんだなっと感じます。

義妹はヨーロッパに帰る前夜、私の部屋に来て「 I'm going to miss you」と抱き締めてきました。

愛情を表現する事って、良いな、、、っと思いました。

私は日本のあまり愛情を表現しない文化を別にそれでも構わないと思います。

ですが、もしあなたの大事な人が愛情を表現する文化の方なら、是非してあげて欲しいと思います。

「いちいち言わなくてもわかるだろう」という考え方自体が彼らには無いのですから。

ここまで読んで頂きありがとうございます。
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