追悼

ケアンズとは全く関係ない事を書きます。

前回の記事を書いた時に、次回は友人の息子さんのカーレースについて書くと記述していましたが、急遽、私が30年以上愛し続けているBuck-Tickの非常に悲しいニュースがあったので、追悼の記事を書きたいと思います。
中学生の時に友人に勧められて、初めて「iconoclasm」という曲を聞いて以来、私はずっとBuck- Tickの大ファンです。

所謂ところの相当のガチファンです。

初めて聞いたその奇抜でロックな曲に私はすっかり魅了されてしまいました。

私が人生で初めて行ったライブもBuck- Tickでした。

櫻井敦司さん……ここではあえて「あっちゃん」と呼ばせて下さい。

人生で初めてのライブであっちゃんを実際にこの目で見て、私はあっちゃんのあまりの美しさに「この世にこんな綺麗な人が存在するんだ」と驚きました。

それからは私の生活のほとんどがBuck- Tickになりました。

高校生の時は、必死にバイトでお金を貯めて関西圏のBuck- Tickのライブには出来る限り参加しました。

Buck- Tickが載った雑誌はどんな小さい記事でも買って、友人と如何にBuck- Tickが凄いか語り合いました。

当時はVHSでしたので、ライブビデオは本当に擦り切れるまで見ました。

特に「six/nine」のVHSはもう何回見たか分かりません。全部の曲が大好きで、特に「楽園(祈り 希い)」や「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」や「love letter」は凄く良い。

そのアルバム以外の曲も凄く良い。

「idol」「Baby, I want you」「...In Heaven...」「ミウ」「ゲルニカの夜」「夢魔」……好きな曲を上げればきりがありません。

Buck- Tickは間違いなく10代から20代後半までの、私の不安定な時期を支えてくれました。

辛いことがあって死にたいと思っても、1ヶ月後にBuck- Tickのライブがあるからそれまでは生きようと思えました。

Buck- Tickは私の生きがいでした。

そしてBuck- Tickはあっちゃんだけが凄いんじゃなくて、今井ちゃん、ヒデさん、ユータ、アニィの全員が凄い。

皆がみんなを尊敬し合い、Buck- Tickにしか表現できない素晴らしい曲を作り上げていました。

私はそんなBuck- Tickが好きで好きで堪りません。

ケアンズに来てからは日本にいる時の様にライブには行けなかったけど、CDやDVDが出れば取り寄せて、ライブに合わせて帰国したりもしてました。

私があまりにも毎日Buck- Tickの音楽を聴いて歌ってるから、夫も遂に口ずさみ始めて、今では夫も「Buck- Tickいいね。今日はあのCDが聞きたい」と言ってくれるまでになりました。

本当につい最近、夫に「次のBuck- Tickのライブツアーの時には俺も一緒に行きたい」と言われて「うん、そうだね。一緒に行こう!」と話したばかりでした。

だからまさか……あっちゃんがこんな事になるなんて思ってもいませんでした。

本当に本当に大好きで……まさかこんなにいきなり、そしてこんなに早く、あっちゃんがいなくなるなんて思っていなかった。

辛くて、悲しくて、寂しくて……私は溢れ出す涙を止められそうにありません。

美青年だったあっちゃんが、どんどん年を取って綺麗なお爺ちゃんになっていく過程を見ていたかった。

年々渋みを増す、あっちゃんの歌声をずっと聞いていたかった。

あっちゃん、あなたは私の青春でした。

私をずっと支えてくれてありがとう。

永遠にあなたを愛してる。

あなたが愛したBuck- Tickをこれからも私は愛し続けます。

May you rest in peace.

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