いつもはあまりこういう事は書かないのですが、今回のこの事件はあまりに悲しい事件だったので、書かせて頂きたいと思いました。
まず、こちらの事件を知ったのはYouTubeからでした。
私はいつも手仕事をする際に、YouTubeで音楽を聴きながら作業しています。
いつもの様に音楽を聴こうとしたら、たまたまお勧めに入っていたこの「旭川いじめ事件」の動画を、こんな事件をニュースで見た事ないな~っと思いながら本当に軽い気持ちで再生しました。
とても酷い事件で、正直泣きました。
14歳の女の子が長年に亘って受けたいじめと呼ぶにはあまりにも酷い行いの数々に、身体が怒りで震えました。事件について私からの説明は割愛させて頂きますので、詳しくはこちら(Wikipedia)でご確認下さい。
とても悲しい事に亡くなってしまった彼女の為に、日本から遠く離れたケアンズから私が出来る事は無いかと思った時、事件の記事で、お母様が「14年間、頑張って生きてきた証を1人でも多くの方に知ってほしい」と思ってらっしゃるとの事だったので、今回記事にさせて頂きました。
彼女は絵を描く事が好きだったそうで、私もその絵を拝見させて頂きました。
とても独創的で絵の才能がある子だと感じました。
ただ初めの方は伸び伸びと描かれていた絵が、どんどんと萎み、悲しく変貌していくのが目に見えて分かり、とても悲しい気持ちになりました。
お母様も娘様と共にいじめと必死に戦っていらっしゃったのに、こんな結果になってしまった事をどれだけ悲しまれている事でしょうか。
どうか皆さま、この事件を調べてみて下さい。
そして、どうか彼女が必死に一生懸命生きた証を見て、知って下さい。
ちなみにですが、義妹がこちらにいた頃、彼女もいじめを受けた事があります。
私は義妹が4歳から9歳までお義母さんの代わりに学校などの面倒を見ていたのですが、ある日、義妹を学校まで迎えに行ったら、いつも笑顔で駆け寄ってくるのに、その日は無表情でただギュっと私の手を掴みました。
「どうしたの?」と聞いても俯くばかりで全然話してくれなかったのですが、暫く抱き締めて背中を撫でていたらポツポツとクラスでいじめられたことを話してくれました。
私はオーストラリアではどういうプロセスを踏めばいいか分からなかったので、すぐに夫に電話して聞いたら「すぐ行く」と言われ、ビザの為に学校に行っていたお義母さんと共に本当にすぐに学校に来てくれました。
そのまま学校のオフィスに向かい、事務員さんに事情を伝えたら、すぐに校長先生との面談の場を持って貰えました。
その場で義妹からの聞き取りをしっかりしてくれて、データとして残し、後日相手のお子さん、保護者さんに状況確認をし、周囲の聞き取りなどもしてからきっちり報告をしてくれました。
結果として、いじめがあった事を確認し、担任を含め、該当生徒、保護者さんからもきちんと謝罪を受けました。
相手の子も非を認め、その後はその子と友人になったと義妹からも嬉しそうに報告を受けたのでホッとした事を覚えています。
義妹のケースは本当に学校もちゃんと対応してくてましたし、相手の子も悪いと思ってくれたので良かったのですが、これがもし、学校自体がいじめを隠そうとしたり、相手の子が悪いと認識出来ない子だったら……
もしくは、子供がいじめられたことを親に知られたくない、負担を掛けたくないと思ってしまう子だったら……
そう思うと怖いです。
私もいじめを受けた事があります。
というか……大なり小なり程度の違いはもちろんありますが、いじめを受けていない人の方が少ないのではないでしょうか?
いじめられた時の、あの時の気持ちを思い出して下を向いて辛くて泣きたくなる時はないですか?
沢山の方が同じような経験をされているというのに無くならないのがいじめなのでしょうが……
それでも、今回のこの記事を読んで頂き、いじめについて考え、ご家族と再度話し合える切っ掛けになり、少しでもこんな悲しい事件を減らせればいいなと願っています。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿